健康になるためにすべきこと

東洋医学×分子栄養学

日は真剣なお話です。いつももちろん真剣なんですけれど、健康になるための前提として必要なことについて書いてみます。

なぜ病気のひとは減らないのか?

世の中には健康に関する情報が溢れていいます。
そして、医学は日々進歩を遂げているといわれています。
少なくとも日本には廃棄するほど食品が有り余っています。

それなのになぜ、病気のひとがこれだけ多く存在するのでしょうか?
なぜ精神的に不安定なひとがこれほどまでに多いのでしょうか?

その理由のひとつは、質的な栄養失調です。

エネルギーにしかならない甘いジュースを飲みながらエネルギーをほとんど使わないデスクワークをしていたり、1種類の1日で便から排出されてしまうようなビフィズス菌入りのヨーグルトを毎日せっせと食べても便秘していたり、どういう理由でカラダにいいかは知らないけれどサラダだけは欠かさず食べていますと自慢しても、カラダをつくる元になるタンパク質やエネルギーだけでなくホルモンや細胞膜になる脂質を取らなければ、脳も骨も筋肉も血管も酵素もキチンとつくられないので、質的な栄養失調になります。

そんな患者さんをたくさんみてきました。

自分のカラダは自分で守る

もうひとつの理由として挙げたいのは「他人任せ」です。

皆さんは自分や家族の健康について、本当の意味でいろいろと調べたり考えたりしていますか?
ひとつの情報だけにとらわれて、それを盲信していませんか?
医師の言うことを理解する努力をしていますか?

それ以前の問題として、不健康そうに見えるお医者さんのいうことを信じる気になんてなりませんよね。

なんとなくいままで自分が信じてきたことを肯定する情報のみに耳を傾け、耳に心地よくない他の情報には耳を閉ざすという態度には大きなリスクがあります。

変化は努力や苦痛を伴う場合があるので、多くのひとは安定を好むのかもしれません。
でも、科学の常識も医学の治療法もどんどん変化しているわけなんです。

むかし常識だと思っていたことを、疑ってみる必要があるんです。

そういう努力をしたくないひとは、だれかに任せて、ひたすらそのひとの言うことに従うしかないと思います。

情報の質にこだわる

TVが垂れ流す健康情報をただひたすら信じて、病気になれば病院に行って薬をもらってきて、何も考えずに黙って飲む。

高血圧や糖尿病などの慢性疾患になったら医者から出されるままに一生薬を飲み続けるし、ガンになったら手術か抗がん剤、放射線治療以外には方法がないと思い込んでしまう。

多くの日本人はそこにほとんど疑問を抱きませんが、それでいいんでしょうか?

メディアというものはスポンサーからのお金で運営されているものです。
TVにしても新聞にしても雑誌にしてもスポンサーの利益に反することは情報として流さないのは当然のことです。

そこで流れる情報には当然バイアスがかかっているわけです。
そんな情報を鵜呑みにして、自分や大切な家族の健康を任せてしまっていいのでしょうか?

自分の健康は自分で守るしかありません
自分の頭で考えて判断を下すしかありません

溢れる情報のなかから質のいい情報を選択する努力が必要なんです。
そのためにキチンと勉強しましょう。

私はある食事法があれば、必ず肯定派と否定派双方の発信や書籍を調べてみます。
そしてなるべく自分のカラダでも試してみます。
だってそうでもしないと、患者さんに勧めたりアドバイスしたりなんてできないじゃないですか。

皆さんも是非そうしてみてください。
そしてこれは本物だと思ったら、さらに深く勉強して、実践してみてください。

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